個人的な好みでいえば、佐藤橋から左岸を歩くほうが好きですが、この日は夏草が生い茂って厳しそうでした。

今日は佐藤橋の右岸を歩きます。いつの間にか整備されていて、少し前までは草を踏みながらだったことが思い出されます。土手上の遊歩道は一般道よりも高さがあるので、周りが見渡せて景色を楽しめます。一般道は信号がないせいか、双方向からの車輌がスピードを出してきますので、歩くには不向きです。

遊歩道が単調なので若干飽きがきますが、のんびり感にひたれるいい機会と思って歩きます。綾瀬川に中州が見えてきました。自然の野鳥や昆虫たちのいい住処になっているそうです。左手には住宅の間に墓地がありました。いわゆる個人墓地のようです。

しばらく進むと、浦和と越谷を結ぶ越谷街道(浦越線)と交差します。この橋が「畷橋(なわてはし)」です。ここからは左岸も右岸も両方とも、綾瀬川の雰囲気を楽しめるウォーキング向きの場所ですが、夏草が伸びる時期は前方から人が来ると譲り合いが必要です。右岸の前方を見渡すとイオン浦和美園店とその周囲のロードサイド店があるのがわかります。その手前に大きな調節地が広がっていますが、地図上では調整池の取水するあたりが伝右川の起点のようです。

畷橋のたもとには、鰻などの川魚料理の店があります。

では、畷橋の右岸を進んでいくことにします。ここからしばらくは未舗装の区間が続きます。

左手には巨大な調節地が広がります。

綾瀬川から調節地に水が流入する場所です。土手に切り込みを入れたようにそこだけ低くなっています。綾瀬川増水時にはここから調節地へ水を入れコントロールするのでしょう。

この土手の切込み部の斜面は緩やかで、水辺まで降りることができます。

土手の切込み部を過ぎるとほどなくきれに整備された遊歩道となります。と突然、ギィー、バババッ!、茂みの中を鳥が動きました。雉(キジ)でもいるのでしょうか、ちょっと驚きました。

少し歩くと、すぐに越谷浦和バイパスです。このままバイパスを越えられるとよいのですが、壁のように行き止まりとなります。左手に迂回してようやくバイパスへと出ることができました。

この道は横断できませんから、橋を渡ってみます。

左岸から佐藤橋の方へ戻ろうと考えたのですが、工事中で立ち入り禁止になっていました。