労働者派遣法40条の6に「労働契約申込みみなし制度」についての定めがあります。派遣先が、違法派遣を受け入れた場合に、その時点で派遣先が派遣労働者に対して、派遣元と同じ労働条件での労働契約を申し込んだものとみなされる、という制度です。平成27年10月から施行されました。

労働契約申込みみなし制度の対象となる違法派遣は次の通りです。

  1. 労働者派遣の禁止業務に従事させた場合
  2. 無許可の事業主から派遣労働者を受け入れた場合
  3. 期間制限に違反して労働者派遣を受け入れた場合
  4. いわゆる偽装派遣の場合

派遣先の会社が雇わなくてはならなくなりますから、これから派遣労働者を使ってみようかな、というような派遣の制度に不慣れな会社の場合、思いがけない事態になったりしますので、制度をよく理解してから労働者派遣を受け入れるようにしなくてはなりません。

さて、厚生労働省から平成27年7月に「労働契約申込みみなし制度について」という通達が出ています。その通達の最後に「多重請負の形態でいわゆる偽装請負等の状態になっている場合等」という項目があり、別紙で図解が出ています。もう少し動きがあったほうがわかりやすいのでは‥と考えて、これをさらに2つに分けて図解してみました。