shugyosoku001今年(H26)のゴールデンウィークあたりに中途採用された社員方から、「就業促進定着手当の書類に会社の証明をお願いします」と頼まれていませんか? んっ、と聞きなれない手当ですからなっちゃう人事担当者もいるかもしれません。今年度から始まった新たな制度なのでちょっと面喰っちゃいますね。

厚労省の職業安定分科会資料によれば、こういった手当を作ったのは、失業した人たちになるべく早く再就職をしていただきたいという考えがあるからのようです。(俗に失業保険と呼ぶ人が多い)基本手当は、退職した理由(自己都合とか会社都合とか)によって90日分~300数十日分の範囲で、受給できる期間が決められています。これをもらい終わる前までに就職する人は5割程度しかいないそうなので、もっと多くの人が失業保険をもらい終わる前での早期再就職を促したいのです。

一方、議論の中では、基本手当の水準を引き上げるべきということもあります。もし何の手も打たずに水準だけ引き上げた場合、基本手当(失業保険)をもらいきってから再就職するというモラルハザードが生ずる可能性が生じます。モラルハザードを防ぎつつ、基本手当の水準を引き上げるになかなか良い手だという考えもあるみたいです。

就業促進定着手当の支給対象者は、次の4つに当てはまる人

  1. 平成26年4月1日以降に再就職した
  2. 再就職手当の支給を受けている
  3. 再就職の日から同じ会社で6ヵ月以上雇用保険の被保険者である
  4. 再就職後6ヵ月間の賃金(1日あたり)の額が、前職より安い

該当する人には・・・・、厚労省のほうで再就職5ヵ月経過の時点でこの手当を案内する書面(支給申請書やリーフレットなど)をハローワークに用意させ、再就職後6ヵ月になる日までに本人へ郵送するようになってますね。現物を見ると、大事な書類なので特定記録の郵便で送られてきていました。

支給申請書の書き方は離職証明書によく似ていますから、それをやっている方は難儀しないでしょうが、そうでない方はいつもの社労士に頼むのが賢明かもしれませんネ(^^)。なお、支給申請書を記入するには、賃金の支払いが完全な6ヵ月が必要なので、入社日と給与の締め日との関係で2ヵ月とされた支給申請期間は実質1ヵ月程度になることがあるでしょう。なるべく早急にご本人へ渡さなければ、受給できなくなることもありえますから会社の担当者の方は要注意です。

また、会社の方は賃金台帳のコピーとタイムカードのコピーも用意して、ご本人に渡してあげなくてはいけませんね。このコピーには原本証明が必要となっていますから、それぞれの余白に「この写しは原本と相違ありません」と書いて、会社の代表者印まで押してあげればいいでしょう。

<H26.11.28>追記

支給申請書の13欄がちょっと悩ましいですね。求人票に250,000~300,000円として募集した場合は、何と書けばよいのでしょうか?記入例や記載要領にもその辺のことは触れてないです。職安さんに訊いてみたら「範囲で書いてください」とのこと。13欄の万の文字の前が大きめに空いていますから、「25万~30」と記載することにしました。