厚生労働省大臣官房統計情報部人口動態・保健統計課の平成21年度「離婚に関する統計」の概況によれば、離婚件数の年次推移は、平成14年には29万組とそれまでは増加傾向でしたが、平成15年以降は減少に転じ、20年は25万組となっています。(図1、統計表第1表)

H260410hifuyoさて、健康保険被扶養者(異動)届は、被扶養者に異動があった場合に作成し提出するものですが、その手続内容の説明に「被扶養者が、次の理由に該当した場合に削除の届出を行います。(オ)離婚したとき」とありますから、被扶養者との離婚があったら届出期限である5日以内にササッと届け出なければなりませんね。この書類は通常は3枚複写になっていて、3枚目は国民年金第3号被保険者(資格取得・種別変更・種別確認(3号該当)・資格喪失・死亡・氏名・生年月日・性別変更(訂正))届となっています。

これまで健康保険の被扶養者だった方が、被保険者と離婚したときは、手続内容の説明にあるように、扶養から削除する内容の書類を作り、これまで持っていた被保険者証を添えて協会けんぽに提出するようになります(実際には日本年金機構を経由)。同じことをくどいようですが、3枚複写ですから同時に3号からも外してもらうのが筋でしょうから、そのままくっつけて出してしまいがちですね。

これ・・・・、3枚目は提出する必要ないんです。3号から1号になるときの手続きは、これまで3号だった人が、自分で市役所へ行って、国民年金第1号被保険者になりました、という手続きをしなければならないのです。それをやることによって3号でなくなるという流れです。離婚して3号でなくなった人が、自分でこれをやらなかったとしたら、年金の記録では「3号じゃないのに、ずっと3号」になってしまいますね。正しい年金記録にならないようで何か不安です。

扶養削除の被扶養者異動届は日本年金機構に提出しますから、年金機構は3号でなくなったという情報はつかめるようです。それで、その情報を元に「1号になった手続きを市役所でやってください」という内容で、勧奨の手紙を送ります。

健康保険の扶養削除の書類等を日本年金機構に送っているケースはこうなるのですが、協会けんぽでなく健康保険組合の加入事業所だったりすると、年金機構は扶養を外れた情報を持ちえないですから、1号の手続きをやってください勧奨もできないですね。

まぁ、人によっては勧奨されても、手続きしない人もあるかもしれませんが、将来、老齢年金を受給しようとした際に、戸籍謄本などからデータの不整合が見つかり、年金について不利益を被ることになるかもしれませんから、ちゃんとやりましょうね。

shu_so_shomei3号から1号になる手続きは、本来、自分がやらなければならない手続きですから、年金機構も勧奨レベルに止めています。だけど確実な情報が把握できた場合は、職権で3号から外すこともあるやに聞いています。

国民年金第1号になる手続きを受ける市役所の方では、手続きに来た人に「資格喪失証明書」を持ってくるように言うようですから、これは離婚前に扶養されていた配偶者が勤務している会社に作ってくれるように依頼しなくてはいけませんね。ちなみにどんなものか、サンプルを添付しておきます。

なお、このたびウチに(会社経由で)返戻された3号の資格喪失届(複写3枚目)には、「国外居住者が被扶養者でなくなった場合と死亡以外の理由による喪失届は提出不要」と記載されていた書面が付されていました。

それにしても…、理解しがたい手続きなので、見直し再検討が行われているようです。