いくつかの面から会社における自転車通勤を考えてきました。自動車(マイカー)よりも、自転車(マイチャリ)のほうが、地球環境へのダメージも少なく、万が一、人や物に損害を与えたとしても、車の場合と比べるとやはり圧倒的に軽微な事故で済む確率が高いのだろうと思います。近年、自転車による高額な賠償の事故が増えていますが、それでも車と比較して少数でしょう。損害保険会社の商品に、自転車単体の保険が少ないこともその辺が影響しているものと推測します。

ましてや、通勤途中の自転車の事故で加害者となり、その損害賠償責任が会社に及んだという例を知りません。しかしながら、会社が損害賠償等の経済的な負担を被る可能性がほとんどないから、自転車通勤は放任していてもよいか、といえばそうではありませんね。東京都の条例では会社にも社会的な責任があるとして、一定の義務を課しています。そのようなことを踏まえて、B-2-2タイプの会社での自転車通勤規程を作ってみたいと思います。MyChari_P2MyChari_P1

また、通勤手当をどうするか、ということも一考ですね。マイカー通勤の場合、一定の計算式にあてはめてガソリン代を支給するというのがほとんどですが、その中身をよく見ると次の3つに区分できそうです。

【タイプ別マイカー通勤手当算定方法】

イ.通勤費用実費弁償型

ロ.みなし通勤費用型

ハ.簡便優先型

今回は、この中から「ロ.みなし通勤費用型」を使って自転車通勤手当を組み込みます。なお、会社の自転車通勤への考え方で対応の内容が大きく変わってきますので、この架空の会社MAZNOの自転車通勤哲学は「自転車は地球環境に優しいエコな乗り物であり、今後利用する機会を増やしていくべきものであるが、実際に自転車で走行する国道等はあまりにも自転車の事故リスクが高く、大切なわが社の社員をそのような場に放り出すことはできない。」と考えているとします。要は、自転車通勤には消極的な会社ということです。積極的でないのですから、自ずと自転車の通勤手当はそれほどでもなく、会社の近所の人は自転車でもいいけど・・、遠方から通う人はできれば公共交通機関か、(郊外立地なので)少なくとも自転車よりは身体の保護ができる乗用車(マイカー)での通勤にしてもらいたいなぁ、という考えだと設定しています。